神戸聴覚特別支援学校(元神戸聾学校)スキー野外活動報告

報告者 中田 晃敏
 
去る1月23日(水)〜25日(金)に、兵庫県ハチ北スキー場にて、神戸聴覚特別支援学校(元神戸聾学校)のスキー野外活動にスキー指導をお手伝いさせて頂きました。
 神戸聴覚特別支援学校の鏑木先生が、以前北海道でのスキー大学に参加された時に、当会の指導員が参加していて、お知り合いになられ、当会のホームページを通じて事務局宛に問い合わせがあったのがきっかけで、当会に講師派遣依頼されたそうです。
 このスキー野外活動の日程が、平日の水曜日から金曜日に行うことになっていますので、前もって指導員達が勤めている職場の上司宛に送付する派遣依頼書を、神戸聴覚特別支援学校が手配して頂き、指導員全員派遣OKが出たので、5名、全員集まれたのが良かったと思いました。
 当日、雪が降っている中で、午後より神戸聴覚特別支援学校の生徒、先生達、我々が集合し、午後より開校式を行いました。
生徒は、32名(中学生24名、高校生9名)先生が19名で計52名参加されました。 それから、下表のとおり学校からの提案により、班別を行いました。

指導内容(目指すゴール) 担当講師
1班 プルークターンができる から パラレルターンへ 永野(指導員会)
2班 プルークボーゲンができる から リフトを使ってプルークターンへ 中田(指導員会)
3班 スキー板をつけてスムーズに歩ける から プルークボーゲンへ 岩井(指導員会)
4班 スキーの経験のないグループ ⇒ プルーク又はプルークボーゲンへ 池田(指導員会)
5班 スキーの経験はあるが運動が苦手なグループ ⇒ プルークへ 幸田(指導員会)
6班 重度障害者グループ ⇒ 自然に触れさせる、スキーを味わる 神戸戸聴覚特別支援学校の先生方

班別実施後、それぞれの班に分かれて講習を行いました。生徒たちは、雪が降っているにもかかわらず、元気でのびのびと滑っていました。そして、夕食後、講習のビデオ見たり、ミーティングを行いました。

 2日目は、昨日と同じく雪が降っている中で、講習を実施しました。講習中、技術のレベルにより生徒の入れ替わりしました。悪天候の中、生徒達は楽しく一生懸命滑っている様子が伺え、一段と技術が向上し、最初学校側より提案された目標内容に達しつつあるように思いました。それから、夕食後も昨日に引続き、講習のビデオ見たり、ミーティングを行いました。

 3日目は、ますますの天気でしたが、昨夜からの降雪によりかなりの積雪になっておりました。そこで、講習開始前に、神戸聴覚特別支援学校の指導員資格所持されておられる鏑木先生と我々の指導員で、生徒、先生方に感動させられるようなパフォーマンスを行いました。それから、昨日に引続き講習を行い、午前中に引き上げ、閉校式実施後、昼食を生徒先生方と共にし、その後、我々が駐車場で、生徒、先生方を見送りしました。
 3日間を通じて有意義に指導させて頂いたと思っております。また、3日間、生徒達の怪我、病気がでなかったことも良かったと思いました。
講師たち、お疲れ様でした。